アールデコタグ3 [Europe_Belgium]
2年ぶりの登場となるサベナベルギー航空からは1930年代のものと思われるバッゲージタグのご紹介です。アールデコの影響色濃く残るタグは同時に1930年代のタグの特徴もはっきりと併せ持つ貴重なタグです。
航空機は当時最先端の交通手段ですが、多くの人々にとっては高嶺の花であったのはこれまでお伝えしたとおりです。航空機もまだまだ小型で乗客の数も限られていたようです。したがって当時のバッゲージタグの役割としては荷物の管理というよりは航空機に乗ったというエビデンスのような意味もあったのでしょうか、現在のタグに見られる氏名や便名などを記入する欄が見当たりません。
この当時のタグの特徴の一つに、航空機の姿をシルエットで表現するというものがあります。ついに空にまで広がった人類の移動手段をアイコンとして強調します。
幾何学的でどこかどっしりとしたフォントが印象的です。
印刷技術のせいか厚紙に凹凸ができていますが、全体的にはしっかりとした作りです。
31pts(Design;7+Quality;7+Preciousness;9+Excitement;8)
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